感謝の言葉Tシャツに〜筋ジスと闘う日田の河津さんデザイン

写真:写真説明

 

「自分が住みたい家をTシャツに描いた」と話す河津さん

 日田市の住宅建設会社、野木建設(野木誠一郎社長)のグループ企業と、施主との交流会が、同市のかんぽの宿日田で開かれ、難病の筋ジストロフィーと闘う河津実幸(まみ)さん(18)(同市大山町東大山)のオリジナルTシャツが会場で販売された。同社などは販売代金や会場の募金箱に寄せられた計12万1500円を、河津さんらを支援している同市の福祉団体「あゆみの会」に贈った。

 河津さんは今春、県立日田養護学校を卒業。電動車いす生活だが、名刺やカレンダーの注文を受け得意のパソコンで製作したり、園児たちに絵本の読み聞かせをしたりするなど活発な毎日を送っている。

 交流会には約100人が参加。毎年、福祉施設の入居者らを招き、交流会費の一部などを寄付してきた。今回、あゆみの会関係者らが招待され、河津さんは自作の歌も披露した。Tシャツは2階建てのピンク家と「ありがとう感謝」の文字を組み合わせたデザイン。野木社長の依頼を受け、河津さんが自宅のパソコンでイラストを描き、プリントした。河津さんは「自分が住みたい家を描きました」とにっこりしていた。

20051020  読売新聞)