ひとりじゃないよ❤
みんなにひかりをてらす どこまでも
心はいつもつながっているよ
私にはお父さんお母さんがいて
お父さんにもお母さんにもお父さんお母さんがいる
ずっとつながった命 私もつないだよ
小さな希望の芽が出てきたよ
見守ってくれる
一緒にいてくれる
手をさしのべてくれる
風にいやされ
苦手なことにもチャレンシジ
ひとつぶのご飯にも感謝
ここにいることに感謝
私もあなたもひとりじゃないよ
1月
The sun shines on everyone!
(コロナで会えなくてもみんなが笑顔になれるように。)
2月
Our hearts are always connected
(わが子がこの絵を見て「フラフープ!」と喜んでくれました。)
3月
Dear masks, we thank you all!
(使い捨てマスクにも「ありがとう」の気持ちを忘れたくないです。)
4月
A hope sprouted
(わが子が大きくなっていろんなことができるようになりました。)
5月
The wind is our best buddy!
(杖立温泉のこいのぼりを家族で見に行きました。)
6月
All bubbles shine
(わが子が夢中で遊ぶ姿を描きました。)
7月
I got my first letter! yay!
(ラインやメールよりもたまに届く手紙がうれしい。)
8月
I'm watching over you
(太陽に向かって時を刻むヒマワリです。3時は私のおやつの時間(笑))
9月
Bite you whole, Green pepper!
(家の畑のとれたてピーマンは勢いよくかぶりつくわが子です。)
10月
Please eat up all grain in the bowl next time
(おいしい新米。わが子の成長に感謝です。)
11月
All those dragonflies are looking at one direction
(家に飛んでくる赤とんぼを親子で追いかけました。)
12月
You are not alone, Shimahiki Demon
(私が演劇に出て焼酎の好きな鬼を演じました。
みんなとつながり生きていく。)
愛娘の未来ちゃんと夫の徹朗。
私、実幸も元気です!
2022年のカレンダーのテーマは「ひとりじゃないよ」です。1055グラムで生まれたわが子、未来(みく)ちゃんもすくすくと元気に育っています。2018年2月に出産してから気管切開し、薬2年間、声が出なくなりました。その後、「スピーチカニューレ」という医療器具を付けて自由に声が出せるようになりました。
2021年には演劇に初挑戦しました。日田市で9月にあった舞台演劇「島ひきおにとケンムン」に主役の鬼で出演し、大成功を収めました。最初は声が出にくかったりして不安でしたが、けいこを重ねるうちにみんなと打ち解けて自信がつくようになりました。本番はばっちりでした。
島ひきおには皆に嫌われているのですが、心優しい鬼です。妖怪のケンムンと出会って友達になります。フィナーレの歌で「あなたは一人じゃない みんなも一人じゃない みんなでつながり 生きていこう」という歌詞があります。けいこの見学に来ていた未来ちゃんは歌を覚えてよく歌ってくれます。
私は障害者だけど、子どもを授かりました。いろんな人にサポートしてもらいながら未来ちゃんの成長をそばで見守ることができて幸せです。人とつながることや、命をつなぐことの大切さがカレンダーから伝わればうれしいです。
2021年から始めたユーチューバ―はさぼり気味です。これからは子育ての動画をアップしていきます。「刀根実幸」でチャンネル登録、お願いします!
2021年のチャリティーカレンダーの販売活動で皆さんからお預かりした益金は、途上国の地雷被害予防やストリートチルドレンの教育支援に取り組むNPOなどに寄付させてもらいました。地元の子どもたちに勇気や夢を届けたかったので、日田市内のすべての小学校と中学校、日田支援学校の教室と保健室にカレンダーをプレゼントしました。英訳はKazumi Tsuru,さん、Yayoi Sugisaki (Yogi)さん、Masashi Sugawara (Ron)さん、Mary Rachel Wellonsさん、Benさんが協力してくれました。どうもありがとうございました。
作者プロフィール
イラストレーターの刀根実幸(とねまみ)。
私は1987年2月3日に生まれました。生まれて6ヶ月の頃、お母さんが足の動きがおかしいのに気づきました。とても心配であちこちの病院に行きました。筋力がどんどん弱くなる「先天性進行性筋ジストロフィー福山型」と診断されました。でも、水泳や書道、ピアノ教室など、お父さん、お母さんは私にできるやり方で色んなことに挑戦させてくれました。絵を描いたら「いいね♪いいね♪」とほめてくれました。絵が好きになりました。
「人の役に立ちたい」
中学校の時、絵本「地雷ではなく、花をください」を読んで、世界中の紛争地域で埋められている地雷の恐ろしさと、足をなくしても義足があれば歩けることを知りました。高校生の時にカレンダーづくりを始めました。「地雷で足をなくした子どもたちに自分の代わりに歩いたり走ったりしてほしい」。そんな思いで、カレンダーを売ったお金をカンボジアや途上国の支援活動に使っています。2004年版から作り続けて19年目になりました。